京都市 福田美術館 TEL.075-863-0606 / 嵯峨嵐山文華館 TEL.075-882-1111
開催期間:2025年7月19日(土)~9月28日(日)

大阪・関西万博の開催にちなみ、かつて万博に出品され世界を魅了した日本画家たちの名作を集め、2館共催で紹介する。
【第1会場:福田美術館:64点(通期39点、前期13点、後期:12点)うち初公開16点】
「第1章 万博と美術」ロンドン万博(1851年)に展示されモネやゴッホに大きな影響を与えた葛飾北斎(1760〜1849)の肉筆浮世絵にはじまり、万博に出品し世界に挑んだ当時の日本画家たちの作品を振り返る。「第2章 万博連覇の幻の巨匠 大橋翠石の芸術」パリ万博(1900年)で迫真の虎の絵を出品し、日本人画家として唯一の金メダル(金牌)に輝き、4年後のセントルイス万博でも連続して金メダルを受賞した大橋翠石(1865〜1945)。福田美術館が所蔵する全国最多の21点に加え、遺族やコレクターからも借用した計25点の翠石作品を西日本で初めて一堂に展示する。「第3章 翠石がライバル? 竹内栖鳳の芸術」翠石が金メダルを受賞したパリ万博で銅メダルに留まった竹内栖鳳(1864〜1942)は、パリ現地で動物園に通ってライオンを写生し、帰国後《猛虎》(1930年)などを発表した。
【第2会場:嵯峨嵐山文華館:38点(通期12点、前期12点、後期14点)うち初公開14点】
「第1章 万博と画家」万博で国際的な評価を受けるため、すでに国内で名声を確立していた帝室技芸員の橋本雅邦(1835〜1908)、今尾景年(1845〜1924)らに出品を要請するとともに、横山大観(1868〜1958)や竹内栖鳳ら次世代の有望作家にも依頼した。「第2章 当時新進気鋭の画家と翠石」上村松園(1875〜1949)、平井楳仙(1889〜1969)ら万博で活躍した当時の新人画家たちを紹介。
福田美術館:上村松園と美人画の軌跡 2025年10月11日(土)〜2026年1月18日(日)
嵯峨嵐山文華館:浮世絵と美人画の軌跡 2025年10月11日(土)〜2026年1月18日(日)