没後50年 髙島野十郎展

千葉市 千葉県立美術館 TEL.043-242-8311

開催期間:2025年7月18日(金)~9月28日(日)

久留米市出身の洋画家・髙島野十郎(たかしま・やじゅうろう、1890〜1975)は、中学時代には油彩画を描き始め、東京帝国大学農学部を首席で卒業するものの画家の道を選び、独学で絵を学んで美術団体にも属さなかった。1980年、福岡県文化会館(現・福岡県立美術館)で開催された展覧会「近代洋画と福岡県」に《すいれんの池》が出品され、無名の画家だった野十郎の評価が始まる。その後、1986年に初の回顧展となる「写実にかけた孤独の画境 髙島野十郎展」が福岡県立美術館で開催されて以降、連続的に展覧会が開催され、その作品や画業の全体像が明らかになってきた。没後50年の節目に開催される今展は、代表作《蝋燭》や《月》はもとより、初公開も含めた約150点を展示する過去最大規模の回顧展。生涯、野十郎が自身のよりどころとしてきた仏教的思想に注目し、従来は大きく取り上げられることがなかった青年期や滞欧期の作品にも焦点をあてる。

福岡県立美術館 2025年10月11日(土)〜12月14日(日)
豊田市美術館 2026年1月6日(火)〜3月15日(日)
大阪中之島美術館 2026年3月25日(水)〜6月21日(日)
宇都宮美術館 2026年9月20日(日)〜12月6日(日)(予定)