マルティーノ・ガンパー　100日で100脚の椅子

美術とデザインの領域を越えて活動を続けているマルティーノ・ガンパー（1971〜、イタリア出身、ロンドン在住）は、2007年に発表した「100 Chairs in 100 Days（100日で100脚の椅子）」で大きな話題となる。ロンドンの路地や友人の家から使われなくなった椅子を集め、解体し、再構築して新たな椅子をつくるこのプロジェクトは、99脚が世界を巡回し、100脚目の椅子はそれぞれの場所で新たに制作されてきた。今展でも100脚目の椅子は、丸亀在住の方々から椅子を譲り受け、世界でひとつの丸亀の椅子が制作された。
猪熊弦一郎（1902〜93）が好んで描いたモチーフのひとつである猫をさまざまな作風、技法で描いた作品を紹介する「猪熊弦一郎展　猫達」を同時開催（〜9月27日(日)）。