斎藤与里のまなざし生誕130年記念　中村屋サロンの画家

斎藤与里（より、1885〜1959）は、1906年、師の鹿子木孟郎についてパリに留学し、ヨーロッパの古典芸術はもとより、セザンヌ、マティスら最先端の芸術に触れて自己の絵画表現を開花させた。パリ時代に荻原守衛（碌山）や高村光太郎と親交を結んでいる。1912年には、岸田劉生、高村光太郎、萬鉄五郎らとフュウザン会の結成に参加した。出身地の埼玉県加須市教育委員会の所蔵作品を中心に、初期から晩年までの作品約30点を紹介。