港区 大倉集古館 TEL.03-5575-5711
開催期間:2025年4月15日(火)~6月29日(日)

室町時代に大成された「能楽」は、江戸時代に至って「武家の式楽(しきがく)」としての地位を確立した。その内容は格調高く幽玄であると同時に、使われる能装束は雅で華麗な趣を湛えている。大倉集古館では、因州(鳥取藩)池田家伝来の能面と備前(岡山藩)池田家の能装束を多数所蔵し、久留米旧藩主有馬伯爵家旧蔵といわれる狂言面もコレクションに含まれている。能関係では約5年ぶりとなる今展では、修理が完了した《紅白段業平菱菊模様唐織》と《紫地葡萄蔦模様長絹》を公開すると同時に、能・狂言の演目を描いた絵画資料や能道具など所蔵の作品を中心に展示する。
藍と紅のものがたり 2025年7月29日(火)〜9月23日(火・祝)