世界遺産登録25周年 描かれた日光の社寺

日光市 小杉放菴記念日光美術館 TEL.0288-50-1200

開催期間:2025年2月15日(土)~4月20日(日)

2024年度に「日光の社寺」が世界遺産登録25周年を迎えたことを記念し、明治時代後期の水彩画約50点を展示する。日光は、1885(明治18)年に上野〜宇都宮間、1890(明治23)年に宇都宮〜日光間で鉄道が開通して以来、避暑に訪れる外国人が増え、国際的な観光地として定着。1890年代後半から1900年代には外国人観光客のお土産品として、五百城文哉(いおき・ぶんさい、1863〜1906)、河久保正名(かわくぼ・まさな、生没年不詳)、小杉未醒(こすぎ・みせい、放菴(ほうあん)、1881〜1964)らによって「土産絵」と呼ばれる水彩画が制作され人気を博した。日光美術館が開館当初から収集した水彩画作品は、制作から100年以上経過し、その多くは海外に一度渡ったものだが、今なお色鮮やかさを保っている。