椿貞雄と草土社の画家たち—草のささやき 土のかほり—

米沢市 米沢市上杉博物館 TEL.0238-26-8001

開催期間:2024年11月23日(土・祝)~2025年1月13日(月・祝)

米沢市出身の椿貞雄(つばき・さだお、1896〜1957)は、1914年に上京し、岸田劉生(1891〜1929)との出会いにより画家としての決意を固め、1915年の草土社の結成に参加。劉生とともに武者小路実篤(1885〜1976)をはじめとする白樺派の作家たちとの交流からその人道主義の思想や美術への思考の影響を受けている。「草土社」は公募展ではなく、志を同じくする画家たちが一緒に個展を開くという形態で、1923年9月の関東大震災により開催不能になるまで8年間に9回の展覧会を開催した。「草土社」の画家たちの活動が大正期の美術にどのような影響を及ぼしたのかを検証。椿については、劉生没後のパリでの個展や、晩年までの作品も紹介する。