今井祝雄—長い未来をひきつれて

芦屋市 芦屋市立美術博物館 TEL.0797-38-5432

開催期間:2024年9月14日(土)~11月17日(日)

今井祝雄(いまい・のりお、1946〜)は、大阪市立工芸高校美術科在学中の1964年、ヌーヌ画廊(大阪)で初個展「17才の証言」展を開催、来場した吉原治良に誘われ、同年「第14回具体美術展」に出品。翌年「具体」会員となり、「具体」が解散する1972年まで「具体」の新時代を担うメンバーの一人として活躍した。「具体」解散以降は、写真や映像、音などのメディアを用いた作品や、パフォーマンスを含む身体的な表現を通して「空間」「時間」「現象」「存在」といった根源的な主題について考察する作品を制作するとともに、公共的空間に作品を設置する活動も行うなど、国内外で精力的に発表を続けている。今展は、作家活動60年の節目に開催する美術館では初の個展。1960年代から80年代の作品を中心に、平面、写真、映像、音などのメディアを用いた作品や関連資料約100点を展示。コロナ禍に生まれた作品や新作《瀑布—ビデオの時代》も発表する。