禅宗の美

奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544

開催期間:2024年9月6日(金)~10月14日(月・祝)

大和文華館所蔵の鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての臨済宗の僧・虎関師錬(こかんしれん、1285〜1346)筆《墨蹟法語》(重要文化財)には「心の外に法はなく、法の外には心はなし。心身一如、故に禅と云ふ。」の教えが説かれている。2022〜23年度の保存修理完成後、初公開。また、同作品の対となる諸戸財団所蔵《虎関師錬墨蹟 座禅語》(重要文化財)が特別出陳され、両幅が揃う初めての機会となる。今展では、雪村周継筆《呂洞賓図》(重要文化財)など、大和文華館所蔵の墨蹟・頂相・道釈人物画や禅僧にまつわる水墨画のほか、諸戸財団、正木美術館からの特別出陳品もあわせて重要文化財10件を含む52件を一堂に展示する(会期中一部展示替えあり)。