日本画に挑んだ精鋭たち—菱田春草、上村松園、川端龍子から松尾敏男へ—

渋谷区 山種美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2023年7月29日(土)~9月24日(日)

明治時代から現代にいたるまで、新たな日本画の創造に挑んだ画家たちの力作を一堂に展示し、その軌跡をたどる展覧会。「第1章 近代画家たちの挑戦—新たな日本画の創造を目指して—」では、輪郭線を使わない技法「朦朧体(もうろうたい)」で空気の表現に努めた菱田春草の《雨後》(1907年頃)、女性が画家として生きる道を切り拓いた上村松園の《牡丹雪》(1944年)、稀少な岩絵具の群青を多用して記念すべき第1回青龍展へ出品した川端龍子の《鳴門》(1929年)など19点、「第2章 現代画家たちの挑戦—戦後を乗り越え、日本画を未来へつなぐ—」では、若い頃「日本画滅亡論」に直面するも、第1回山種美術館優秀賞を受賞し、日本を代表する画家となった松尾敏男の《翔》(1970年)をはじめ、山種美術館賞受賞作を中心に32点を紹介する。上記記載の作品は、全て山種美術館所蔵。