聖像・仏像・彫像—柳宗悦が見た「彫刻」

目黒区 日本民藝館 TEL.03-3467-4527

開催期間:2023年6月29日(木)~9月3日(日)

創設者である思想家の柳宗悦(1889〜1961)は、大正時代末期に木喰仏を発見したことでも知られるように、素朴な彫像が湛える美に早くから注目していた。今展では、仏像や神像だけでなく、自在鉤や獅子頭や仮面、鯉型水滴といった朝鮮時代の文房具など、彫刻的な要素を持つ工芸品にも目を向ける。さらに、朝鮮の石仏、中国の明器など東アジアの彫像、さらには海外諸国の祖霊像や仮面、キリスト教の民間の聖像などを交え、館蔵の彫刻的な造形を一堂に展示する。