シン・ジャパニーズ・ペインティング 革新の日本画横山大観、杉山寧から現代の作家まで

明治政府のお雇い外国人として1878年に来日したアメリカ人のアーネスト・フェノロサ（1853〜1908）が、当時、日本国内で目にした絵画を総じて“Japanise Painting”と呼び、それが「日本画」と翻訳されたことから、「日本画」という概念が定着していったといわれている。今展では、近代における日本画の誕生から現代にいたる展開を、「革新」をテーマに、「プロローグ：日本画の誕生」「第1章：明治・大正期の日本画」「第2章：日本画の革新」「第3章：戦後日本画のマティエール」「第4章：日本の絵画の未来—日本画を超えて」というほぼ時系列の構成で紹介。同時代の洋画家たちの作品もあわせて展示することによって近代の日本画の特質を浮き彫りにする。