没後190年 木米

港区 サントリー美術館 TEL.03-3479-8600

開催期間:2023年2月8日(水)~3月26日(日)

江戸時代後期の京都を代表する陶工であり画家でもあった文人・木米(もくべい、1767〜1833)のやきものや絵画、交友関係を幅広く紹介。「第一章:文人・木米、やきものに遊ぶ」では、さまざまな古陶磁から形や文様の一部分を抜き出し、独自の視点で再構成する木米の個性的なやきものの数々に加え、師事した奥田潁川(おくだ・えいせん、1753〜1811)や同時代の京焼陶工、仁阿弥道八(にんなみ・どうはち、1783〜1855)らの作品も展示する。「第二章:文人・木米、煎茶を愛す」では、中国の茶詩をびっしりと記した炉や茶碗など木米の煎茶器を特集。「第三章:文人・木米と愉快な仲間たち」では、親友で画家の田能村竹田(たのむら・ちくでん、1777〜1835)や、儒学者の賴山陽(らい・さんよう、1781〜1832)をはじめとする文人たちとの交流を紹介し、「第四章:文人・木米、絵にも遊ぶ」では多くの文人たちに愛された木米画の魅力に迫る。