生誕120年 河野通勢と中村研一小金井に暮らした二人の洋画家

小金井市 中村研一記念小金井市立はけの森美術館 TEL.042-384-9800

開催期間:2015年3月24日(火)~5月24日(日)

ほぼ独学で絵画を学び、第1回二科展(1914年)に入選。翌年、岸田劉生と出会い草土社の一員として活躍した河野通勢(1895〜1950)は、1928年から小金井に居住していた。一方、中村研一(1895〜1972)は、東京美術学校卒業後、1923〜28年の渡仏を経て、戦前戦後を通じて官展、光風会で発表を続けたが、1945年に代々木初台町の自宅とアトリエが戦災にあい、小金井に転居。はけの森美術館は中村の旧宅にあった中村研一記念美術館の寄贈を受けて開館している。
経歴や画風の異なる二人の洋画家が共に小金井に暮らした約5年間の交流を記す記録はないが、今展では二人の作品を多数所蔵する長野県信濃美術館の所蔵品を中心に、他館からの出品作も交えて約60点を展示。河野通勢の画業を地元で初めて本格的に紹介する。