開館40周年記念 白井晟一入門第2部/Back to 1981 建物公開

渋谷区 渋谷区立松濤美術館 TEL.03-3465-9421

開催期間:2022年1月4日(火)~1月30日(日)

渋谷区立松濤美術館を設計した白井晟一(1905〜83)は、京都で生まれ、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)図案科卒業後、ドイツで哲学を学び、帰国後、義兄の画家・近藤浩一路(1884〜1962)の自邸の設計を手がけたことを契機に独学で建築家への道に進んだ異色の経緯をもつ。建築以外の分野でも才能を発揮し、現在まで使用されている「中公新書」など多くの装丁デザインを手がけたほか、著作や、書家としての活動など、形や空間に関する思索を続けた。第2部では、晩年の代表的な建築である松濤美術館そのものに焦点をあて、長年、展示向けに壁面等が設置されている展示室を、白井がイメージした当初の姿に近づけて公開する。