煙管筒 装いの喫煙具

京都市 清水三年坂美術館 TEL.075-532-4270

開催期間:2021年10月30日(土)~2022年1月23日(日)

刻んだ煙草の葉を煙管(きせる)で味わう方法がとられていた時代、外出先でも喫煙を楽しむために、煙管を収納する煙管筒(きせるづつ)や刻み煙草の葉を入れる煙草入(たばこいれ)などの喫煙具が発達。とくに煙管筒は、木材や象牙に彫刻したもの、蒔絵や彫漆で飾ったもの、細緻な籐編みを施したものなど、さまざまな技法・素材・意匠による持ち主の好みに応じたオーダーメイドの作品が生み出された。今展では、日本の工芸技術が最高の水準に達した幕末から明治・大正期の煙管筒の名品を紹介する。