ハイブリッド狩野派 狩野素川彰信とその時代

富士宮市 静岡県富士山世界遺産センター TEL.0544-21-3776

開催期間:2020年10月24日(土)~12月6日(日)

将軍家御用絵師の狩野伊仙院栄信(いせんいんながのぶ、1775〜1828)・晴川院養信(せいせんいんおさのぶ、1796〜1846)父子や、谷文晁(1763〜1841)、酒井抱一(1761〜1829)、葛飾北斎(1760〜1849)らが鎬を削った江戸画壇の黄金期にひときわ異彩を放った狩野素川彰信(章信)(そせんあきのぶ、1765〜1826)は、江戸幕府御用絵師のひとつである猿屋町代地狩野家5代目。伝統を発展的に継承しながらも、浮世絵や琳派など他派からも積極的に学んだ。「素川風」と呼ばれた多彩な画業を紹介。ライバルと言われた伊仙院栄信らの作品と比較することにより、その絵画的特質を浮き彫りにする。