泉屋博古 住友コレクションの原点開館60周年記念名品展Ⅱ

明治時代後期に近代企業としての住友グループの礎を築いた第15代当主・住友吉左衞門友純（号：春翠、1864〜1926）が蒐集した中国青銅器・鏡鑑を保存公開するための財団法人として、1960年、東山・鹿ヶ谷の地に誕生した泉屋博古館は、春翠蒐集の中国・日本の書画、洋画、茶道具、文房具、能面・能装束や、春翠の長男・寛一（1896〜1956）の中国明清代の絵画を中心とするコレクション、16代当主・友成（1909〜1993）の蒐集作品や、住友家からの寄贈作品など、現在の収蔵品は3500点以上を数える。国宝2件、重要文化財15件を含む総数約200件を展示。前期（〜11月15日）、後期（11月17日〜）で一部展示替えを行う。