素描礼讃 岸田劉生と木村荘八

日光市 小杉放菴記念日光美術館 TEL.0288-50-1200

開催期間:2020年9月5日(土)~10月25日(日)

印象派の影響を受けた白馬会の画塾で出会った岸田劉生(1891〜1929)と木村荘八(1893〜1958)は、情熱的な色彩による油彩画を描いたが、後に素描の重要性を深く認識し、数々の秀作を世に出した。岸田劉生の油彩画、素描、書籍の装丁画習作、日本画などを含む笠間日動美術館のコレクション、本に関する美術の収集・研究を主体としてきたうらわ美術館の木村荘八の戦後の挿絵群、春陽会事務局に残されていた木村荘八の遺品を中心とする小杉放菴記念日光美術館のコレクションから、劉生と荘八の素描・挿絵、単色画など約160点を紹介。その魅力と二人の交流についてスポットを当てる。