道草展：未知とともに歩む

国内外で活躍する6組のアーティストの作品を通して、人間と環境のつながりを考える展観。ロイス・ワインバーガー（1947〜2020、オーストリア）が水戸芸術館広場のために構想した3メートル四方の屋外インスタレーションである遺作《ワイルド・エンクロージャー》を公開するのをはじめ、現在北海道を拠点に活動する写真家・露口啓二（1950〜）の連作「自然史」（2011年〜）と「地名」（1999〜2017年）、ロー・ヨクムイ（羅玉梅、1982〜、香港）の映像作品、ソウルを拠点に活動するミックスライス（2002年結成）の映像と写真、印刷物、グラフィティによる作品群、ロンドンとリスボンを拠点に活動するウリエル・オルロー（1973〜、スイス）の映像と写真作品を展示。上村洋一（1982〜）は流氷の海でフィールドレコーディングを行って着想を得た新作インスタレーション《息吹のなかで》を発表する。