開館記念展 見えてくる光景 コレクションの現在地

ブリヂストン美術館（1952年開館）は、2015年から新築工事のため休館していたが、2020年1月にアーティゾン美術館と館名を変更して開館した。アーティゾン「ARTIZON」は、「ART」と「HORIZON（ホライゾン：地平）」を組み合わせた造語で、単に鑑賞の場を提供するだけでなく、見る、感じる、知ることにより作品の創造性を体感し、新たな時代を切り開くきっかけとなることを願い「創造の体感」をコンセプトとしている。約2倍の展示面積と最新の設備、大型の現代アートも展示できる高い天井も備えた。コレクションは、古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術まで視野を広げ、現在約2,800点におよぶ。開館記念展では、休館中に新たに収蔵した作品より初公開となる31点を含む206点のコレクションを展示。日時指定予約制をとっているため、チケットの事前購入が必要。大学生・専門学校生・高校生は無料だが、入館時間枠の予約が必要となる。