紫香楽宮と甲賀の神仏紫香楽宮・甲賀寺と甲賀の造形

甲賀市 MIHO MUSEUM TEL.0748-82-3411

開催期間:2019年7月27日(土)~9月1日(日)

天平年間の8世紀半ば、聖武天皇(701〜756)が紫香楽宮(しがらきのみや)を造営し、甲賀寺では大仏の造像が発願されたが、いずれも中止。大仏は、遷都した平城京の東大寺で開眼(752年)した。幻の都とされてきた紫香楽宮は、近年の発掘調査により壮大な遺跡が確認され、井戸枠や釣鐘の型をはじめとする巨大な遺物や、国内初発見の「歌木簡」や墨書土器などが見出されている。今展では紫香楽宮が歴史に果たした役割とそれに関する各種の文化財、続いて造営された石山寺、金勝寺など近江の仏教文化を紹介。