目黒区 日本民藝館 TEL.03-3467-4527
開催期間:2019年4月2日(火)~6月16日(日)
藍染絞の第一人者として知られる片野元彦(1899〜1975)は、岸田劉生(1891〜1929)に師事して洋画家をめざしていたが、岸田が急逝後、染物を学ぶようになり、57歳のときに日本民藝館創設者の柳宗悦(1889〜1961)に、産地である有松・鳴海の絞りの仕事を再興するよう託されたことを契機に、藍染絞の道に専念。76歳で亡くなるまで、天然藍を中心に、植物染料を使った絞り染の着物や福寺、暖簾や飾布などの布の制作に邁進した。新たに寄贈された着物を含む片野の絞染作品に加え、書簡などの資料や写真も展示。父の仕事を支え続けた絞染作家の片野かほり(1932〜2016)の作品も紹介する。
食の器 2019年6月25日(火)〜9月1日(日)