生誕200年 ミレー展—愛しきものたちへのまなざし

仙台市 宮城県美術館 TEL.022-221-2111

開催期間:2014年11月1日(土)~12月14日(日)

それまで絵画の主題とはなりえなかった農民の労働する姿に目を向け、宗教性をも感じさせる農民画の世界を生んだジャン=フランソワ・ミレー(1814〜1875)。生誕200年を記念する今展では、ミレーの故郷フランス北部ノルマンディー地方のシェルブールのトマ=アンリ美術館から修業時代、肖像画家を務めていた初期の作品、妻やその家族を描いた作品など20数点が出品されているのが注目される。これらをはじめとする国内外の作品約80点により、ミレーの労働を慈しむ気持ち、故郷を愛する心、身の回りの人々に対する慈愛などに思いを寄せて、その画業を捉え直そうと試みる。