港区 根津美術館 TEL.03-3400-2536
開催期間:2019年1月10日(木)~2月17日(日)
都の貴族の娘たちを次々に略奪する酒呑童子(しゅてんどうじ)という鬼を、源頼光(みなもとのらいこう)ら6人の武士が退治する物語は、14世紀には成立したと考えられており、御伽草子として多くの絵巻物などに描かれて普及していた。今展では根津美術館が所蔵する3種類の「酒呑童子絵巻」を一堂に展観。16世紀に制作された1巻本は稚拙でユーモラスな表現がほほえましい。17世紀の伝狩野山楽筆3巻本はよく知られた作品。19世紀の住吉弘尚(すみよし・ひろなお)が描いた8巻本は、前半の4巻に酒呑童子の生い立ちの物語を描いた全長120メートルを超える大部の絵巻で、今回全巻を初公開する。
ほとけをめぐる花の美術 2019年2月28日(木)〜3月31日(日)