太宰府市 九州国立博物館 TEL.050-5542-8600(ハローダイヤル)
開催期間:2018年7月3日(火)~9月2日(日)
仁和4(888)年創建の真言宗御室(おむろ)派総本山仁和寺(にんなじ)の観音堂は、延長6(928)年に建立され、現在の建物(重要文化財)は寛永21(1644)年に再建されたもの。仁和寺で最重要儀式とされる「伝法灌頂(でんぽうかんじょう)」が行なわれる場所で内部は非公開となっている。建物の半解体修理に伴い、堂内の諸像も九州国立博物館の保存修復施設で彩色の剥落止めなどの修理が行なわれた。東京国立博物館の「仁和寺と御室派のみほとけ」展(2018年1月16日〜3月11日)にも出品された本尊千手観音立像をはじめ二十八部衆立像など全33体(いずれも江戸時代、17世紀)を一堂に公開する。