ルーヴル美術館展肖像芸術—人は人をどう表現してきたか

港区 国立新美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2018年5月30日(水)~9月3日(月)

ルーヴル美術館の全8部門(古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャ・エトルリア・ローマ美術、絵画、素描・版画、彫刻、美術工芸品、イスラム美術)を代表する、古代の彫像やマスクから19世紀ヨーロッパの絵画・彫刻まで約110点の肖像作品により、肖像芸術の社会的役割とその表現上のさまざまな特質を浮彫りにする。「プロローグ マスク—肖像の起源」「第1章 記憶のための肖像」「第2章 権力の顔」「第3章 コードとモード」「エピローグ アルチンボルド—肖像の遊びと変容」という構成に沿って、時代や地域といったジャンルを超えて展示。第3章では、社会の近代化にともなって肖像のモデルが庶民にまで広がっていく中で、古代より続く上流階級の肖像表現のコード(決まった表現の仕方や表現上のルール)を踏襲しつつ、各時代・地域・社会に特有のモード(流行)を反映して生み出された多様な展開に注目する。展覧会の「顔」を務めるヴェロネーゼ《女性の肖像》(通称《美しきナーニ》、1560年頃)は27年ぶりの来日。【展覧会ホームページ】

大阪市立美術館 2018年9月22日(土)〜2019年1月14日(月・祝)