岡上淑子コラージュ展—はるかな旅

高知市 高知県立美術館 TEL.088-866-8000

開催期間:2018年1月20日(土)~3月25日(日)

高知市生まれの岡上淑子(おかのうえとしこ、1928〜)は、2〜3歳の時に東京に転居後、1950年に入学した文化学院デザイン科でコラージュという技法に出会う。アメリカ進駐軍が残した洋雑誌を素材に、約140点のコラージュ作品を残した岡上は,美術評論家・瀧口修造が若手作家のセレクトを担ったタケミヤ画廊(東京・神田)での個展開催を通じて新進気鋭の作家となったが、1956年の結婚を機に美術界から姿を消していた。2000年の個展で再評価され、国内外の美術館が作品を収蔵。今展は,国内に所蔵されている作品約110点が一堂に会する初の大回顧展。オリジナルのコラージュ作品と写真作品に加えて、コラージュをもとに近年制作したシルクスクリーンプリントとプラチナプリンとによる作家の新たな試みを紹介する。