3.11大津波と文化財の再生

台東区 東京国立博物館 03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2015年1月14日(水)~3月15日(日)

2011年3月11日の東日本大震災による大津波は、地域のさまざまな文化財にも甚大な被害をもたらした。海水に浸かった文化財は急速に劣化するおそれがあるため、まずクリーニングにより劣化を止める安定化処理を行い、その上で本格的な修理を行うが、すべてを終えるには今後10年はかかるという。今展では、陸前高田市立博物館の所蔵品を中心に、これまでに修理が施された歌舞伎衣装、油彩画、拓本、古文書、漁労具、考古遺物、自然史標本など約70件を展示。安定化処理や修理の過程、現状を紹介する。