1964 証言—現代国際陶芸展の衝撃この年、もう一つのオリンピックがあった。そして日本の現代陶芸は新たな幕をあける。

多治見市 岐阜県現代陶芸美術館 TEL.0572-28-3100

開催期間:2017年11月3日(金・祝)~2018年1月28日(日)

1964年、東京オリンピック開催を機に、国立近代美術館(東京)、石橋美術館(福岡)、国立近代美術館京都分館、愛知県文化会館美術館を巡回(名称はいずれも当時)して開催された「現代国際陶芸展」では、日本で初めて世界各国の陶芸が一堂に展示され、日本の陶芸界に大きな衝撃を与えた。同展に出品された作品および同時代の作品、記録などによって、1960年代の日本を含む15カ国の陶芸作品約110点により「現代国際陶芸展」を再現し、同展が与えた影響を検証。同展のために欧米各国より海外作品を集めた陶磁器研究家・陶芸家の小山冨士夫(1900〜1975)の旅の記録も紹介する。