100年前の未来:移動するモダニズム 1920-1930葉山館20周年記念

三浦郡葉山町 神奈川県立近代美術館 葉山 TEL.046-875-2800

開催期間:2023年10月7日(土)~2024年1月28日(日)

神奈川県立近代美術館葉山館の開館20周年を記念し、「近代(モダン)」の文化が多様に展開した1920年代を再考。中村彝と鶴田吾郎が描いた「ふたつのエロシェンコ像から—東欧、ロシア、日本」を筆頭に、関東大震災で夭折した久米民十郎(1893〜1923)を紹介する「タミの夢—ロンドン、ニューヨーク、パリ、横浜」、土田麦僊や前田寛治、藤田嗣治らの滞欧・滞米作品による「モダニズムのパノラマ—フランス、アメリカの滞在作家たち」、石本喜久治らが将来したドイツ新興美術を紹介する「日独文化往来—ベルリン、デュッセルドルフ、東京」、1923年の関東大震災とその復興を挟んで都市に展開した「モダン/カタストロフ—MAVOからはじまる都市と造形」から「上海1931—魯迅と「木刻運動」」までの7章構成で、約200件の作品・資料を展観。大正から昭和へと移る100年前の世界が夢みた新しさの諸相を紹介する。