金沢市 金沢市民芸術村 TEL.076-265-8300
開催期間:2014年11月15日(土)~12月21日(日)
金沢市の九谷焼の窯元に生まれた谷口吉郎(1904〜1979)と、その長男で戦時下の幼少期に金沢で育った谷口吉生(1937〜)。大正から昭和の初めに建造された紡績工場の赤レンガの倉庫群を耐震補強、改修して文化施設として有効活用している金沢市民芸術村を舞台に、二人の代表作を写真、模型、映像で紹介する。
とくに、国際的に活躍している谷口吉生の、最初で最後の親子合作となった金沢市立図書館(1978年、現・金沢市立玉川図書館)、父・吉郎と親交のあった哲学者の記念館である鈴木大拙館(2011年)が金沢との縁を象徴している。入場料(一般500円)で、美しい写真と作品リストを収めた図録(64ページ)が入手できるのもありがたい。