千代田区 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)
開催期間:2025年4月5日(土)~6月22日(日)

静嘉堂文庫所蔵の国宝《曜変天目(稲葉天目)》は、中国・南宋時代(12〜13世紀)に福建省建窯で作られたもの。黒釉の掛かる椀の内面に青く輝く大小の斑文が浮かぶものが「曜変」と呼ばれ、完全な形の曜変天目は世界に3椀、しかも日本国内にしかない(他の2椀は、京都の大徳寺龍光院、大阪の藤田美術館が所蔵、いずれも国宝)。今展では、この名碗にちなみ、中国古代から桃山・江戸時代の日本へと受け継がれていく黒いやきものの歴史を紹介。さらに工芸の黒い色彩をテーマに、刀剣や鉄鐔など「黒鉄(くろがね)」と呼ばれた鉄の工芸品や「漆黒」の漆芸品をあわせて紹介する。
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