鶴澤派探求—朝廷御用絵師の要—

京都市 京都文化博物館 TEL.075-222-0888

開催期間:2024年11月30日(土)~2025年1月26日(日)

江戸時代初期、狩野探幽(1602〜74)ら狩野派の絵師は、宮中で大きな仕事があるたびに京都へ赴いていたが、次第にその体制を続けることが難しくなり、弟子の鶴澤探山(つるさわ・たんざん、1655〜1729)を抜擢。探山は、子の探鯨(たんげい、1687〜1769)とともに京都へ移住。7代にわたり朝廷の御用絵師となり、土佐派と並んで円山・四条派など新興の絵師をとりまとめる役目を果たすようになった。鶴澤派の一大コレクションとして知られる七宝庵コレクションの協力により、鶴澤派の画業の一端を紹介する。