魂を込めた 円空仏—飛騨・千光寺を中心にして—

中央区 三井記念美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2025年2月1日(土)~3月30日(日)

江戸時代前期の山林修行僧・円空(1632〜95)は、愛知、岐阜を中心に関東、北陸、さらに北海道まで行脚しながら神仏像を彫り続け、その数は現在5,000体を超えるといわれている。今展では、「樹木と樹神」「削る行為と削り痕を残すこと」「山林修行者と精神性」をキーワードに、これまで日本の仏像の彫刻史では異端とされてきた「円空仏」を、平安時代以降の仏教儀礼に則った造像との見方から、新たな「円空仏」の姿として展観する。