横浜市 馬の博物館 TEL.042-662-7581
開催期間:2016年3月26日(土)~5月29日(日)
過去・現在・未来の風景、事物、人物などを巧みに組み合わせ、古典的な絵画手法も援用した独自の表現により、国内外で高い評価と人気を得ている現代美術家・山口晃(1962〜)。山口が多くの作品の中に描いてきたモチーフのひとつに、オートバイなどの部品と合体した馬がある。馬の博物館を運営する馬事文化財団の創立40周年と、かつてこの地にあった根岸競馬場の開設150周年を記念する今展では、山口の初期から現在までの馬が登場する作品約20点と、題材となっている古典の合戦図屏風、厩圖屏風、武者図、実物の刀剣、鎧・兜、馬の頭骨、現代のオートバイなどを一堂に展示。12年ぶりとなる新作の《厩圖》(タイトル未定、制作中)が披露される。タイトルの「馬鑑(うまかがみ)」は、①馬の図鑑。②馬の手本、模範。③馬の姿やものの形を映し見る道具。④ばかん。「いやんー。」を意味する山口晃考案の新語。