須田国太郎の芸術三つのまなざし 絵画・スペイン・能狂言

碧南市 碧南市藤井達吉現代美術館 TEL.0566-48-6602

開催期間:2023年10月28日(土)~12月17日(日)

京都に生まれ、幼少時から絵画に親しんだ須田国太郎(1891〜1961)は、「東洋と西洋では、なぜ絵画が異なる方向で発展を遂げたのか?」という疑問を解明するために、京都帝国大学および同大学院で美学・美術史を学んだ。大学院在籍中には「絵画の理論と技巧」を研究テーマとし、並行して関西美術院でデッサンを学んでいる。1919年に28歳で渡欧。スペインのマドリッドを拠点にヨーロッパ各地を訪れ、西洋絵画の底流にあるリアリズムの表現を探求した。1923年に帰国して、日本独自の油彩画を生み出そうと制作にはげみ、1932年、初個展を開催。留学中に交流のあった里見勝蔵や川口軌外の誘いにより、1934年に独立美術協会の会員となり、同協会を作品発表の中核とした。初期から晩年にいたる絵画、写真、デッサンとともに、学術的な真理を追究しようとする著作も紹介する。

大分市美術館 2024年1月5日(金)〜2月18日(日)
西宮市大谷記念美術館 2024年3月2日(土)〜4月21日(日)
三ノ瀬御本陣芸術文化館/蘭島閣美術館(広島) 2024年5月1日(水)〜6月24日(月)
世田谷美術館 2024年7月13日(土)〜9月8日(日)