雪舟伝説—「画聖(カリスマ)」の誕生—

京都市 京都国立博物館 TEL.075-525-2473(テレホンサービス)

開催期間:2024年4月13日(土)~5月26日(日)

6件もの作品が国宝に指定されている室町時代の画家・雪舟(1420〜1506?)は、なぜこれほど高く評価されているのか。今展では、主に近世における雪舟受容をたどることにより、その評価形成について考える。雪舟の代表作を紹介するのに続き、雪舟の後継者を名乗った長谷川等伯(1539〜1610)、雲谷等顔(1547〜1618)、江戸時代の雪舟評価を確立した狩野探幽(1602〜74)をはじめとする狩野派の画家たち、さらに尾形光琳(1658〜1716)、伊藤若冲(1716〜1800)、曾我蕭白(1730〜81)、円山応挙(1733〜95)、司馬江漢(1747〜1818)ら雪舟に学び、評価した画家たち、近代へとつないだ狩野芳崖(1828〜88)まで、30名を超える画家たちの作品を展示する。