鎌鼬美術館設立記念 KAMAITACHIとTASHIRO

港区 慶應義塾大学アート・スペース TEL.03-5427-1621

開催期間:2016年6月1日(水)~7月15日(金)

慶應義塾大学アート・センター所蔵資料を紹介するアート・アーカイヴ資料展ⅩⅣ。1965年9月、秋田県羽後町田代で、舞踏家・土方巽(ひじかた・たつみ、1928〜1986)が田んぼを疾走し、空中を飛び、里の人たちを巻き込んで道化となり、馬鹿王や白痴男を演じて去った2日間。これを撮影した細江英公(1933〜)は、1969年、土方の命名による写真集『鎌鼬(かまいたち)』として刊行し、世界的な評価を得た。今も変わらず日本の原風景が残る田代に「里のミュージアム 鎌鼬美術館」が開設されることを記念する今展では、写真集『鎌鼬』の写真のほかに、現在の田代の里の四季を撮影した秋田の写真家・桜庭文男の写真や藤原峰による映像、稲架(はさ)の展示も行なう。