鈴木其一・夏秋渓流図屏風重要文化財指定記念

江戸琳派の祖・酒井抱一（1761〜1828）の高弟である鈴木其一（1796〜1858）の代表作であり、最大の異色作でもある《夏秋渓流図屏風》（19世紀、根津美術館蔵）が、2020年、重要文化財に指定された。これを機に、師・抱一の光琳イメージを示す酒井抱一筆《青楓朱楓図屏風》（1818年、個人蔵）、同《夏秋草図屏風》（重要文化財、19世紀、東京国立博物館蔵）、渓流を描いた円山応挙筆《保津川図屏風》（重要文化財、1795年、株式会社千總蔵）、尾形光琳の師ともいわれる狩野派の画家・山本素軒（？〜1706）筆《花木渓流図屏風》(17〜18世紀、個人蔵）などの作品や、其一の古画研究を伝える日記の実子による写本などを展示。《夏秋渓流図屏風》誕生の秘密を探る。サイトより日時指定予約のこと。