遠藤彰子展生々流転

現代を代表する洋画家の一人である遠藤彰子（えんどう・あきこ、1947〜）は、1970年代から現在に至るまで、自然や生命の循環といった根源的なテーマを追い求め、深い物語性を秘めた作品を精力的に発表し続けている。今展では、創作の起点となった「楽園」シリーズ、画家としての名を確立した「街」シリーズ、30年以上にわたり今も挑み続ける500号を超える「大作」シリーズなどの代表作を中心に、立体作品や新聞連載小説の挿絵など、約80点の作品を通して半世紀にわたる活動の軌跡を紹介する。