近代日本画の真髄 児玉希望—千変万化、驚異の筆力展

広島市 広島県立美術館 TEL.082-221-6246

開催期間:2024年10月4日(金)~12月1日(日)

広島県安芸高田市出身で、昭和の日本画壇を牽引した児玉希望(こだま・きぼう、1898〜1971)の、広島県立美術館では四半世紀ぶりの回顧展。師の川合玉堂(かわい・ぎょくどう、1873〜1957)から学んだ狩野派・四条派の技法をもとに、仏画、北宋画、大和絵、花鳥画、浮世絵、歴史画、油彩画、水墨画、抽象絵画と、画派や画風・画題を横断したことから「一人の画家のものとは思えない」といわれるほどの多彩な画業を展開した。約120点の希望の作品に加え、師の玉堂や盟友・伊東深水(いとう・しんすい、1898〜1972)ら関係の深い画家の作品もあわせて紹介する。