趙根在写真展地底の闇、地上の光—炭鉱、朝鮮人、ハンセン病—

東松山市 原爆の図丸木美術館 TEL.0493-22-3266

開催期間:2023年2月4日(土)~5月7日(日)(会期延長)

在日朝鮮人2世として生まれた趙根在(チョウ・グンジェ、日本名:村井金一、1933~97)は、1960年代から1980年代にかけて、北は青森から南は鹿児島まで国内各地のハンセン病療養所を訪ね、隔離政策によって収容された入所者、とりわけ在日朝鮮人に焦点を当てながら。病や民族の複層的な差別のなかで生き続ける人間存在に迫る写真を撮り続けた。今展では、国立ハンセン病資料館の協力を得て、趙根在の残した多様な仕事を、未公開写真を含めた210点の写真を中心に紹介する。