谷中佑輔　弔いの選択

大阪府生まれの谷中佑輔（たになか・ゆうすけ、1988〜）は、京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了後、ドイツ、ベルリンを拠点に、彫刻とダンスを主な表現形式として作品制作を行い、展覧会や舞台公演を横断しながら作品を発表している。美術館での初個展となる今展では、タイトルの「弔い」という言葉に、時とともに怪我や病気、老化、死によって不可避的に失われていく身体の機能に対して、私たちはどのようにその喪失と向き合いながら生きていくことができるのかという問いを込め、新作のインスタレーションや彫刻、映像インスタレーション、パフォーマンスを発表する。