読み解こう!北斎も描いた江戸のカレンダー

墨田区 すみだ北斎美術館 TEL.03-6658-8936

開催期間:2024年12月18日(水)~2025年3月2日(日)

江戸時代に使用されていた太陰太陽暦では、月の日数は、30日(大の月)か29日(小の月)で、同じ月でも毎年日数が変わった。そのため、その年の何月が大の月か小の月かを知ることが重要となり、小さな摺物(非売品の私的な版画)の絵の中に大小の月をしのばせて、ユーモアやウィットに富んだデザインの暦が制作されるようになった。これが「絵暦」や「大小」と呼ばれるもので江戸時代に大流行した。今展では、館蔵の絵暦や大小を展示し、江戸時代に栄えた暦の文化の一側面を紹介する。