街に写真館があったころ〜常盤台写真場と昭和モダン〜

小金井市 江戸東京たてもの園 TEL.042-388-3300

開催期間:2024年7月27日(土)~9月23日(月・振休)

関東大震災からの復興が進み、街に華やかさが戻った昭和初期に、東武鉄道株式会社が東上線沿いに開発した常盤台住宅地に建てられた常盤台写真場(1937年)。まだカメラが一般に普及していなかった当時は、写真は写真館で撮影する格別なもので、家の記録として大切に保存されていた。コンパクトカメラの登場などにより写真が身近なものになると、写真館は家族の記念美などの撮影や、学校行事の撮影などを行うようになる。スマートフォンで誰でも手軽に写真を写せるようになった現在、デジタル化が進むことで、画像の保管などが課題となっている。今展では、明治から現在にかけて街の写真館が果たした役割をたどる。