藤田嗣治 絵画と写真

千代田区 東京ステーションギャラリー TEL.03-3212-2485

開催期間:2025年7月5日(土)~8月31日(日)

いくつかのカメラを所有していた画家・藤田嗣治(1886〜1968)と写真の関係を、3つのテーマにより紹介。「第1章 絵画と写真につくられた画家」では、オカッパ頭に丸メガネ、口元の髭と奇抜なファッション、そして傍らには猫——、という藤田のイメージは、アンセル・アダムス、ベレニス・アボット、アンドレ・ケルテス、土門拳、中山岩太らによる、あるいは撮影者不明の肖像写真と、繰り返し描かれた自画像によってつくられた。これらを一堂に展示し、セルフブランディングを行った藤田のメディア戦略に迫る。「第2章 写真がつくる絵画」では、旅先などでスケッチの代わりに撮影した写真の断片が絵画作品に使用されている具体的な例を紹介。「第3章 画家がつくる写真」では、日本とフランスに所蔵されている藤田が残した数千点におよぶ写真の中から、厳選したスナップショットを展観する。

名古屋市美術館 2025年9月27日(土)〜12月7日(日)
茨城県近代美術館 2026年2月10日(火)〜4月12日(日)
札幌芸術の森美術館 2026年4月29日(水・祝)〜6月28日(日)