蔡國強展:帰去来

横浜市 横浜美術館 TEL.045-221-0300

開催期間:2015年7月11日(土)~10月18日(日)

ニューヨークを拠点に旺盛な創作活動を展開している蔡國強(ツァイ・グオチャン、1957〜、中国福建省泉州市生まれ)は、上海で舞台美術を学んだ後、1986年から約9年間日本に滞在。火薬を使った絵画で内外の注目を集めた。国内では「第7回ヒロシマ賞受賞記念 蔡國強展」(2008年、広島市現代美術館)以来、7年ぶりの大規模個展となる今展では、横浜美術館のグランドギャラリー(エントランス)で制作した大がかりな爆発を伴う火薬絵画の大作と陶の作品を発表。その制作風景は展示室で、東京藝術大学大学院映像研究科桂英史研究室|geidaiRAM が記録製作したビデオ作品《蔡國強:帰去来》(約12分)で見ることができる。また、圧倒的な迫力で世界中の展示で話題を集めた等身大の狼(レプリカ)99匹とガラス壁によるインスタレーション《壁撞き》(2006年、ドイツ銀行蔵)を日本初公開。
同時開催のコレクション展では、「戦後70年記念特別展示 戦争と美術」、蔡國強の新作《夜桜》に影響を与えた「岡倉天心と日本美術院の作家たち」などを展示している。