芸術家が見た戦争のすがたゴヤからピカソ、そして長崎へ

長崎市 長崎県美術館 TEL.095-833-2110

開催期間:2025年7月19日(土)~9月7日(日)

長崎にとって被爆80年という節目の年にあたり開催する戦争をテーマとした展覧会。長崎県美術館はスペイン美術を標榜する美術館であることから、収蔵作品であるフランシスコ・デ・ゴヤの版画集〈戦争の惨禍〉全82点を中心に据え、そこで表された戦争の真の姿、そこから導き出される戦争の本質について考える。プラド美術館からはゴヤに帰属の油彩画《巨人》(1808年以後)と、ゴヤが戦時下に手がけた数少ないボデゴン(静物画)12点のうちの1点《死した七面鳥》(1808〜12年)、ソフィア王妃芸術センターからはスペイン内戦期に制作されたピカソの版画などを借用。さらに国内美術館に所蔵されている戦争や原爆にまつわる作品が一堂に会する。