舟越桂｜私の中のスフィンクス

現代の日本を代表する具象彫刻家・舟越桂（1951〜）の彫刻を時代順に3期に分けて紹介。「1：1980年代〜1990年代初め」では、大理石の玉顔を使った肖像性の高い胸像のスタイルが確立した時期の彫刻7点、「2：1990年代初め〜2000年代初め」では、胴体に大きな特徴が現われてきた彫刻9点、「3：2000年代初め〜現在」では、2005年の〈スフィンクス・シリーズ〉以降の異形の姿や裸体表現を主とした新作を含む14点を展示する。彫刻制作のためのドローイング、様々なアイデアを具体化するための素描、作者自身が重要な表現と考えている版画もあわせて数十点出品されている。